Concept

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里山デイズに寄せるスタッフの思い

1年目の里山デイズを終え、これからどんな里山デイズにしていくのか改めて考える。それを考えるにあたって、僕たちが提供したいものは何か?そしてそれは何のためなのか?この2つの問いに対して答えを出す必要性が生まれてきました。

そもそも里山とは何なのか?里山デイズ実行委員の考える里山は
『人が自然に働きかけることによって作られた、人と自然が共存できるバランスのとれた環境』と定義させていただきます。

里山は決して自然な自然の姿ではありません。そこに人々の生活があり、手を加え管理する。それが自然の遷移を強制的に戻すことになり、里山の環境がが維持されてい く。その際に多くの恵みを得ることができ、故に永遠とそれが繰り返されていく。この持続可能なシステムの中のひとつひとつに本当の豊かさのヒントが隠されていると感じます。

今日、経済合理性と拡大発展性を重視するあまり、こういった里山の概念は放棄されました。しかし、本当に里山は経済性がなく不要なものなのでしょうか?里山の暮らしにほっと癒されるのは僕たちだけなのでしょうか?

きっと里山にはすごい可能性がある。そんな漠然とそれでいて確固たる信念を持ち、田舎に飛び込んだ私たち3人。約2年間暮らした今、自信をもって言えること。それは里山は面白い!

そして、僕たちが感じる里山に足りないこと。それは価値観の多様性。
里山で暮らすこと=自然に沿った暮らしをすること=貧しいこと。こんな考えがまだ多く存在するのも事実。確かに金銭的な収入は少ないかもしれませんが、その代わりに得られることもたくさんあります。作物が育つ、人々のつながり、おいしい水と空気。これらの価値はもっともっと評価されていいはずです。

里山にもっといろんな人が関わって、もっと多様な価値観が生まれ、それをみんなで共有する。そうすれば里山はもっと楽しくなる。そして、その多くの価値観を包括する力が里山にはあると感じます。

みんながみんな今すぐ田舎に住まなくても(住めなくても)いい。僕たちみたいに田舎に住む者、都会と田舎を行き来する者、都会に住みながら里山の恵みをいただく者。一先ず、いろんな人が里山に関わればその先にきっと新たな可能性が見えてくるのではと期待しています。

もう答えは出たようです。
僕たちが里山デイズで提供したいもの。
それは飾らない「里山の日常」。
作物の育ち、人々の繋がり、四季の移ろい、そして命の循環。
これらのことを体感してもらい、持続可能な未来の暮らしの答えを一緒に考えていければと思います。

そして、それが里山のファンを増やすことに繋がり、里山がもっと面白くなっていく。そんな大きな夢を抱きながら、新たな里山デイズ~第2章~をスタートしていきます。

僕たちに何ができるのか、それはどんな方法がいいのか。まだまだ手探り状態ではありますが、今できることに一生懸命取り組んでいきますので、今後とも里山デイズをよろしくお願いします。